【採択】平成30年度さくらサイエンスプランに採択されました

2018年度に実施された4回の募集では、大学・高専・高校、各種法人、企業、自治体などから計688件の申請がありサレジオ高専の3件を含む503件が採択されました。本年度、サレジオ高専で採択されたのは、以下の3つのプログラムです。

A. 科学技術体験コース

実施期間

平成31年3月4日～平成31年3月11日

送り出し機関

新モンゴル高専技術カレッジ（モンゴル国）

テーマ

共同研究に向けての研究装置製作を通したグローバル人材育成

趣旨

本プログラムでは、2国間での共同研究に向けて水耕栽培装置を共同制作することでダイバーシティの重要性を理解して異文化適応力の育成を第一目的とする。また課題解決型学習として、研究装置製作や町工場見学ツアーを通してWeb会議を活用したシンポジウムを展開することでグローバル人間力の向上をも目指す。本プログラムは、2国間の高専学生が卒業後にアントレプレーナーを目指すための実践教育でもある。

提案申請者

伊藤光雅（一般教育科）

B. 共同研究活動コース

実施期間

平成31年1月14日～平成31年1月21日

送り出し機関

モンゴルコーセン技術カレッジ（モンゴル国）

テーマ

日・蒙の高専学生によるM2M/IoT技術とAWSを活用した水耕栽培システムの共同研究

趣旨

サレジオ高専とモンゴル高専とで3年間、学生共同によりM2M/IoT技術とAWSを活用した水耕栽培システムの研究を進めてきた。本プログラムでは、研究の成果を学生シンポジウムを開催することで日本人学生とモンゴル人学生との双方により発表する。本プログラムは、共同研究プロジェクトを通した、グローバル人材育成教育でもある。

提案申請者

伊藤光雅（一般教育科）

C. 科学技術研修コース

実施期間

平成31年2月21日～平成31年3月2日

送り出し機関

カリタス・ドン・ボスコ・スクール（フィリピン）

テーマ

PCDAサイクルを意識した海外短期モノづくり留学生に対する技術指導 －自律制御ロボットによるメカトロニクス教育－

趣旨

本プログラムは、PDCAサイクルを意識したものづくり活動を通してメカトロニクス技術者を育成することを目的とする。本プログラムにおけるメカトロニクス技術は、自律制御ロボットをターゲットとする。また、アーク溶接を体験することで、日本の安全衛生を理解してもらう。PDCAサイクルは、優れた製品を開発する際に重要な考え方である。本プログラムを習得した生徒は、翌年に開催されるWorld Robot Summit、およびInternational Robot High Schoolへの出場を目指して再来日する予定である。

提案申請者

米盛弘信（機械電子工学科）

サレジオ高専では、アドミッション・ポリシーの1つに「国際性」を掲げ、毎年4種類の海外研修プログラムと、2種類の語学研修プログラムを展開しています。その理由には、日系企業の生産部門を東南アジア各国へ移転拡大している現在、技術者教育には国際的知見や異文化適応能力の育成を必須と考えているためです。また、カトリックミッションスクールとして海外のサレジオ修道会との強い連携を活かしてグローバル人材の養成に努めています。今回採択されたプログラムの活動状況は、ホームページにて報告の予定です。