【受賞】第35回電気設備学会全国大会発表奨励賞
専攻科の小山和洋さんが「第35回電気設備学会全国大会」で発表奨励賞を受賞しました
2017年8月31日~9月1日、愛媛県松山市の愛媛大学城北キャンパスで行われた「2017年(第35回)電気設備学会全国大会」に機械電子工学科/専攻科 米盛研究室の学生12名が発表し、専攻科1年生の小山 和洋さん (指導教員:米盛 弘信准教授)が電気設備学会全国大会発表奨励賞を受賞しました。
受賞概要
- 受賞名
- 電気設備学会全国大会発表奨励賞
- 受賞日
- 2017年12月8日
■受賞者
- 小山 和洋 (専攻科 1年)
- 米盛 弘信 (機械電子工学科 准教授)
■受賞論文
- 移動体の非接触給電を想定したコイル形状と給電電力の関係
■論文主旨
近年、電気自動車(以降EV車)への技術的な取り組みが世界中でなされており、EV車等への非接触給電の適用を検討した研究が進められている。一般的な非接触給電のコイル形状は円形のものが多い。プリント基板の配線パターンでは、配線に角があると電流密度の集中が起きることが知られており、角形コイルは円形コイルと異なる性質が予想される。先行研究おいて、非接触給電の送電側コイルと受電側コイル相互の形状の違いが給電電力に与える影響の解明を行った。その結果、コイルの位置ズレにおいて、コイル形状が円形と三角形とで給電電力に違いがあることを解明した。このことから、筆者らはEV車など移動体への給電において、コイル形状の違いが給電電力に与える影響の解明に着手している。
本稿では、移動体への給電を想定した非接触給電において、給電電力の安定化を図るために、コイル形状の違いが給電電力に与える影響を明らかにしたので報告する。メッセージ
専攻科 1年小山 和洋さん
この度、第35回電気設備学会全国大会にて「発表奨励賞」を頂けたことは非常に光栄なことであると思っております。このような受賞の機会を頂きましたのは、米盛先生、研究室の先輩方のご指導の賜物であると存じます。このように成果として認めていただけることは、今後の研究、また、周囲の仲間の励みになるものと思います。より大きな成果として成熟して行くよう、今後とも努力を傾注し、精進していく所存です。
米盛 弘信准教授
このたび、小山君が「全国大会発表奨励賞」を受賞し、指導教員として大変嬉しく思います。小山君が研究に従事している非接触給電は、ワイヤレスで物体に給電できるため、様々な応用分野があります。しかし、応用分野の拡大と共に工学的な課題が数多く浮上しています。本研究室では、これらの身近な課題に対して学生と教員が一緒になって実験ベースで研究に取り組んでいます。これからも社会に貢献できるように学生共々がんばってまいりますので、よろしくお願いいたします。
表彰状
大会概要
- 名称
- 電気設備学会(第35回電気設備学会全国大会)
- 会期
- 2017年8月31日~9月1日
- 会場
- 愛媛大学城北キャンパス(愛媛県松山市)