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【連携事例】米盛研究室 AC Biode(株)と共同研究を実施

機械電子工学科 米盛研究室が企業と共同研究を行い、約1000万円の助成金を獲得しました

機械電子工学科の米盛研究室とAC Biode株式会社は、「独立型交流電池と付随する電気回路の基礎研究開発」を共同で行っています。この研究は電池に適切な回路を組み込むことで蓄電効率の改善、安全性の向上などを目指すというものです。

米盛研究室では、この研究開発の中で回路に関する研究を担当しており、専攻科の3名の学生が実験に取り組んでいます。交流電池と組み合わせる回路の検討、試作した交流電池の特性評価、製品化に向けたシステム効率の計測など様々な部分を担っています。

またこの共同研究は、NEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合研究開発機構)の「2020年度 新エネルギー等のシーズ発掘・事業化に向けた技術研究開発事業<社会課題解決枠フェーズB>:基盤研究[*1]」に採択されており、米盛研究室は約1000万円の助成金を受けました。

研究概要

研究テーマ
独立型交流電池と付随する電気回路の基礎研究開発
研究者
AC Biode株式会社、サレジオ工業高等専門学校 機械電子工学科 産業応用研究室(米盛研究室)
研究内容
EV等電池需要は急拡大しているが、未だに電池容量は十分でない。全固体電池や新規材料により電池容量を向上させるには、時間と資金を要する。電池を交流にし回路を適切化することで、全体でより効率が上がらないか、我々は注目した。合計40年の電池・回路・粒子加速器の経験を活かし、電池交流化に成功。既存材料・製造工程を活用できる為、安価迅速に開発でき、電池・回路の安全性を高め、容量をあげ、ライフサイクルを延ばすことを見込む。また、コッククロフト・ウォルトン回路(CW回路)を最適化し、全体の容量を約10%増やすことを予定する。
助成団体
NEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)

メディア掲載

[*1]「新エネルギー等のシーズ発掘・事業化に向けた技術研究開発事業<社会課題解決枠 フェーズB>:基盤研究」 とは

技術シーズを有している中小企業等が、要素技術の信頼性や品質の向上、システムの最適設計及び運用等に資する研究開発、プロトタイプの試作及びデータ計測等、事業化に向けて必要となる基盤技術の研究を、産学官連携の体制で実施します。社会的ニーズに合致するものの、ナショナルプロジェクト等の制度では、必ずしも、十分対応できない技術開発を支援するため、NEDOが、予め、設定する課題に合致する事業の提案を公募します。

新エネ中小・スタートアップ支援制度 - 新エネルギー等のシーズ発掘・事業化に向けた技術研究開発事業|NEDO

フォトアルバム

  • 左から AC Biode(株)久保 社長、米盛研究室学生、米盛 准教授
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