【受賞】第69回年次大会 JSEE研究講演会発表賞
機械電子工学科の米盛准教授が、JSEE研究講演会発表賞を受賞しました
2021年9月8日(水)~10日(金)、信州大学長野(工学)キャンパス(オンライン)で行われた「日本工学教育協会 第69回年次大会・工学教育研究講演会」において、機械電子工学科の米盛 弘信准教授(シニア教育士(工学・技術))がJSEE 研究講演会発表賞を受賞しました。
開催期間の3日間で210件の口頭発表が行われ、その中の4件が「JSEE研究講演会発表賞」に選ばれ、狭き門を突破しての受賞になりました。この大会は、主に工学系高等教育機関(大学・短大・高専等)に所属する先生方や企業の方々が日ごろの教育手法等について発表をする場です。JSEE 研究講演会発表賞は、全発表者の中から選ばれるものであり、本校の教育・研究成果の発表が受賞することは大変意味の大きなことです。
受賞概要
受賞論文 ペアリングによって構築する研究体制 -相乗効果を狙った研究室の運営-
- 受賞者
- 米盛 弘信(機械電子工学科 准教授)
- 受賞名
- JSEE研究講演会発表賞
- 受賞日
- 2021年9月10日
- 論文要旨
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卒業研究は、高等教育機関の最終年度に各学生がテーマをもって問題解決に取り組む重要な学修項目である。ここでは、各学生がテーマに対して、調査・仮定・実験・評価・改善に取り組み、内容を文章でまとめ、さらにスライドで発表するといった総合力が求められる。筆者の研究室では以前より、本科生から専攻科生まで学年を超えて研究や地域連携活動、ものづくり活動、国際交流活動等へ積極的に取り組んでいる。
本稿では、筆者の研究室における運営体制・年間スケジュールを紹介するとともに、活動成果を報告する。
メッセージ
機械電子工学科 米盛 弘信准教授
この度の発表に対して、このような高い評価をいただき大変光栄に思います。今年は、私が卒業研究を担当しはじめた2006年から数えて、早いもので16年目になります。最初は本科生のみを担当しておりましたが、2008年度から専攻科生を担当しはじめ、年々、所属する学生数が増加していきました。現在までに専攻科生25名、本科生71名が米盛研究室を巣立って社会で活躍しております。この歴史の中で、どのように研究室の運営をすれば、質の高い教育ができるか、学生のモチベーションUP、レベルUPにつながるかを試行錯誤してまいりました。今回の発表は、このような考えのもと、実行してきた結果を発表したものになります。主な工夫は、同じ分野の研究テーマをもつ学生間をペアリングすることによって、学生同士で仲間意識や各種能力を高めあい、数多くの活動に対応できる体制を築くことです。この思想は、高専だけでなく、大学や企業でも活用できるものと思われます。
この場を借りまして、ご理解・ご協力をいただいている学内外の皆様、また多くの卒業生に感謝いたします。今後ともよろしくお願いいたします。
賞状
大会概要
- 名称
- 日本工学教育協会 第69回年次大会・工学教育研究講演会
- 会期
- 2021年9月8日(水)~9月10日(金)
- 会場
- 信州大学長野(工学)キャンパス ※オンライン開催
- 主催
- (公社)日本工学教育協会