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【受賞】第15回高専パワエレフォーラム

専攻科の学生が優秀発表賞を受賞しました

2022年3月20日、新潟県長岡市の「まちなかキャンパス長岡」で行われた「第15回高専パワエレフォーラム」で米盛研究室の学生が発表し、専攻科2年生の 中川 湧貴さん(指導教員:米盛 弘信 准教授)が電気学会東京支部新潟支所より優秀発表賞を授与されました。

高専パワエレフォーラムは、長岡技術科学大学パワー研と、パワーエレクトロニクスに関する研究をしている高等専門学校との連携を強化し、パワエレ人材の育成を促進することを目的として運営している会です。

受賞概要(学年は2021年度当時)

受賞論文 独立型交流電池による電源システムの提案
受賞者
中川 湧貴(専攻科 2年)
米盛 弘信(機械電子工学科/専攻科 准教授)
受賞名
優秀発表賞
受賞日
2022年3月20日
論文要旨

本研究室は、共同研究を行っているAC Biode社が開発した独立型交流電池と昇圧回路を組み合わせた新たな電源システムの開発を目指している。交流電池は、AnodeとCathode間に両性電極のBiodeを挿入することで、電位が1/2になり、安全性かつ長寿命化を実現し、さらに外部スイッチによって交流波形を出力できる。著者は、交流電池の特長を活かしつつ、本来の電位を維持する手法として昇圧回路を接続することを提案した。本提案システムは、昇圧回路に大容量かつ内部抵抗の小さい電気二重層コンデンサ(EDLC)を用いることで、交流電池から出力される交流電圧を直流高電圧へ昇圧すると共に、電池の電圧降下を低減することで更なる長時間駆動が期待できる。

本稿では、提案システムの開発、及び実動作における評価を行い、従来システムと比較することで優位性を明らかにする。

メッセージ

中川 湧貴さん(専攻科 2年 (受賞当時)

この度、第15回高専パワエレフォーラムにて優秀発表賞を受賞させて頂き、大変光栄に思います。日々、新たな電源システムの開発を共に歩むAC Biode社の皆様、豊富な知識・経験をお持ちで適切なご指導頂いた米盛先生、切磋琢磨して研究活動に励んだ研究室の皆様に感謝の意を表します。本研究を遂行する中で、明確な目標を定めて直向きに努力する重要さを学びました。私自身、本年度は、他にも3件の研究発表で受賞をさせて頂き、本校で習得した技術の集大成として有終の美を飾ることができました。このような素晴らしい体験を今後の研究活動にも活かしていきたいと思います。

指導教員米盛 弘信准教授

このたび、中川くんが「優秀賞」を受賞し、指導教員として大変嬉しく思います。高専パワエレフォーラムは、全国にある高専のパワーエレクトロニクス関係の研究室が集まって発表を行う研究発表会であり、ここで認められることは非常に名誉なことと存じます。

中川くんの研究は、AC Biode株式会社との産学連携で進めている内容です。まさに社会生活と密着した研究テーマであり、我々、高専の教員と学生、企業のエンジニアが一緒になって実験ベースで研究に取り組むことで次世代のイノベーションを実現していきたいと考えております。これからも社会に貢献できるように学生共々がんばってまいりますので、よろしくお願いいたします。また、この場をお借りしまして、AC Biode株式会社の皆様、ご協力いただいている皆様に感謝申し上げます。

表彰状

表彰状

大会概要

名称
第15回高専パワエレフォーラム
期日
2022年3月20日
会場
まちなかキャンパス長岡(新潟県長岡市) ※コロナ禍のため、対面とZoomによるオンラインのハイブリッド開催
主催
長岡技術科学大学 パワー研
サレジオ高専
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