【受賞】電力エネルギー技術関東私学連合ブランチ発表会2022
機械電子工学科の学生が優秀発表賞を受賞しました
2022年12月10日、東京都日野市の明星大学日野キャンパスで行われた「2022年電力・エネルギー技術関東私学連合ブランチ学生発表会」(電気学会B部門学生ブランチ活動)に機械電子工学科/専攻科 米盛研究室の学生7名が発表し、機械電子工学科5年生の輿 太月さん(指導教員:米盛 弘信 准教授)が優秀発表賞を受賞しました。
受賞概要(学年は2022年度当時)
受賞論文 PVモジュールのノイズ受信量と順電圧の関係
- 受賞者
- 輿 太月 (5年 機械電子工学科)
- 米盛 弘信 (機械電子工学科 准教授)
- 受賞名
- 電力・エネルギー技術関東私学ブランチ学生発表会 優秀発表賞
- 受賞日
- 2022年12月10日
- 論文要旨
-
近年、環境問題が深刻化しており、地球温暖化に対する意識が高まっている。同問題に対する解決策として、一般家庭を含めた各所へPVモジュールの設置が進められている。また、2050年までに日本国内における電力需要の30%を太陽光発電で供給する計画がある。しかし、太陽光発電に用いられるPVモジュールは、接続している最大電力点追従装置(MPPT)等に起因するスイッチングノイズを放射する事例があり、周囲の様々な電子機器などに電磁障害を与える可能性が危惧されている。これは、PVモジュールが送信アンテナ化した事例である。一方、工場にPVモジュールを設置したところ、付近のAMラジオに受信障害が発生した事例が報告されている。これは、複数枚のPVモジュールが受信アンテナ化したと考えれられている。PVモジュールで空間ノイズが受信されると、伝導妨害波となって電力ケーブルを伝搬し、そのケーブルから放射妨害波が発生する。そして、ケーブル付近にあるAMラジオが電磁障害を受けた可能性が考えられる。以上のような太陽光発電のノイズ問題は、太陽光発電の普及とともに顕著になっていくものと予想できるため、ノイズが少なくなる条件等を解明する必要がある。
そこで本実験では、電磁リレーによるノイズ源を用意し、PVモジュールが無発電時、および順電圧以上の発電電圧時、最大電力発電時においてPVモジュールが受信するノイズ電圧を調査する。
表彰状
大会概要
- 名称
- 2022年電力・エネルギー技術関東私学連合ブランチ学生発表会
- 期日
- 2022年12月10日
- 会場
- 明星大学日野キャンパス(東京都日野市) ※ハイブリッド開催
☆本発表会は、一般社団法人電気学会B部門学生ブランチ活動の支援を受けて実施しております。