【連携事例】日本遺産桑都物語 30構成文化財『織てぬぐい』
八王子市と連携して、てぬぐいをデザインしました
本校デザイン学科のビジュアルコミュニケーション研究室(指導教員 李 盛姫准教授)が、八王子市と連携し東京都唯一の日本遺産である「霊気満山 高尾山 ~人々の祈りが紡ぐ桑都物語[*1]~」を構成する、30の文化財[*2]のストーリーをモチーフとした『織てぬぐい』をデザインしました。
制作したデザインは、2023年11月4日(土)5日(日)に開催された「日本遺産フェスティバルin桑都・八王子[*3]」にて展示発表され、多くの来場者の方々に見てもらうことができました。
また選抜されたデザインは、八王子織物工業組合より『桑都織てぬぐい』『桑都織はんかち』として、日本遺産フェスティバルの会場で販売されました。製品デザインはもちろんパッケージに至るまで、学生のこだわりが詰まった商品になっています。
*脚注
[*1]桑都物語 について
東京の西、八王子市。ここは、その昔に養蚕や織物が盛んだったことから桑の都、「桑都(そうと)」と称されていました。
甲州道中最大の宿場町となり、さまざまな文化を育みながら発展してきたまちの礎は、戦国時代末期に関東の覇権を握った北条氏の名将・北条氏照が、城下町を築いたことに遡ります。桑都の発展を支えた養蚕農家や絹商人は、氏照が武運を祈願し、いにしえより人々が霊山として崇めてきた高尾山を信仰し、大切に護ってきました。
高尾山では、今も人々の祈りとともに、江戸時代に花開いた桑都の伝統文化が連綿と受け継がれています。
桑都物語は、北条氏によって興ったまちの営みと、現代にも続く霊山・高尾山への人々の祈りが、この地に育まれた豊かな文化を未来へと紡いでいく物語です。
桑都物語公式ポータルサイト
[*2]桑都物語を構成する30の文化財 について
日本遺産のストーリー「霊気満山 高尾山 ~人々の祈りが紡ぐ桑都物語~」を構成する文化財として、国史跡・八王子城跡をはじめとする北条氏照公ゆかりの史跡等(6件)、高尾山及び薬王院の信仰に関する文化財(11件)、桑都の歴史の中で育まれた伝統文化(13件)の、未指定の文化財を含むストーリーを語る上で欠かすことのできない八王子市の有形・無形の文化財(計30件)を位置づけました。
30の構成文化財 - 桑都物語公式ポータルサイト
他
- [*3]
- 日本遺産フェスティバルin桑都・八王子では、2023MulberryCityネクタイデザインコンペの表彰式も行われました。